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Star Gazing Saipan が星空観測ツアー「銀河旅行の夕べ」を催行しているのは、アメリカ合衆国自治領北マリアナ諸島サイパン島です。
サイパン島は日本から約2,400キロメートルの距離を南下した熱帯にあります。ジェット旅客機で約3時間で着いてしまう距離ですが、20度隔たる緯度の違いや環境の違いから日本国内とはかなり違った星空が楽しめるのです。
☆緯度に関して−−
北緯35度での天体
この画像上をクリックすると拡大図が別ウインドウで表示されます。
北半球の温帯に属する日本の緯度は北緯35度。
北半球で天体の目印として利用される北極星ですが、北緯35度では地上から見て割りと高い位置に見つけられます。同時に北極星の対極である、天の南極はずっと南に下がっているので、天の南極から北へ35度までの星はすべて水平線の下になり、残念ながら見ることは出来ません。
南の星の代名詞「南十字星」は、天の南極から北へ30度の位置に見えるのですが、このように北緯35度の日本からでは、水平線の下になり観測することは出来ないのですね。

北緯15度での天体
この画像上をクリックすると拡大図が別ウインドウで表示されます。
北太平洋の熱帯地域に属するサイパン島の緯度は、北緯15度。
ここで見る北極星はずいぶん水平線に近い、低い位置にあります。同時に対極の天の南極はずっと上がってきて、北緯35度からでは水平線下で見られなかった星や星座を見られるようになります。
天の南極から北へ30度の位置に見える南十字星も、サイパンの北緯15度であればちゃんと水平線から15度の位置に見ることができるのです。
その他にも日本では見ることができない南の星や星座を楽しむことが出来ますね。

☆環境に関して−−
サイパンの周辺外灯がない道路周辺外灯がないグロット観測地点
左の写真、上はサイパン島で市街地を少し外れるとこのように周辺に外灯がない道路が続きます。
夜、日本の市街地で幹線道路を走ってみると、自動車のヘッドライトを点灯しなくともほとんど問題なく視界を確保できてしまうほど、周辺外灯が多く十分な明るさがありますね。
星の観測と言う観点でみると、当たり前のことですがそれでは明る過ぎることになります。
サイパン、それも専門の日本人ガイドが島内でベストの観測地点と言い切ったグロット展望台(左写真下)は、月明り以外の周辺外灯がなく、その為に頭上の満天の星が文字通り降って来そうなくらいに、圧倒的なイメージで映し出されるのです。
また、サイパン島上空は常に太平洋上を横切る気流が吹き抜けています。その為、空気中にゴミや塵が停滞することがなく、いつも澄んだ空気に覆われています。その結果、大変見通しがよく、天体観測にうってつけの環境となっています。